夫婦二人で、現場捜査ゲーム『演じすぎた男』をに挑戦してきました!
今までの謎解きとは違った現場を捜査するという感覚は斬新で面白かったので、その魅力をたっぷりご紹介します!
ネタバレなしでプレイした感想を書いていこうと思いますが、少しでも絶対ネタバレしたくない方は読むのをお控えください。
現場捜査ゲーム『演じすぎた男』とは
概要
『演じすぎた男』は、リアル脱出ゲームを手掛ける「SCRAP」が打ち出した推理謎解き体験型の現場捜査ゲームです。自分が刑事となり、実際の事件現場を捜査して、推理とヒラメキで犯人を追い詰める体験ができます。
このゲームの良いところ
鈴木おさむさんが脚本を担当し、犯人役を岡田義徳さんが演じています。まるで一人芝居の短編ドラマに入り込んだかのような楽しさを感じることができます。
岡田義徳さんの犯人役は、憎たらしい演技が光り、思わず「必ず犯人を突き止めてやる!」という気持ちにさせられます(笑)
このドラマは、典型的なミステリーのように犯人を推理するのではなく、最初から犯人が岡田義徳さんであることが明らかです。そのため、目的は証拠を見つけて犯人を追い詰めることにあります。
ストーリー
その部屋には他と違う部分がひとつだけあった。
それは天井からぶら下がった死体。現場は劇団アルバンが公演を行う劇場の楽屋。部屋では脚本家の吉川昌之が死んでいた。
第一発見者は劇団員の染谷太一。
「以前から自殺をほのめかすようなことを言っていたので、嫌な予感がしたんですよ」
よどみなく語る彼の話と、ある現場の状況から自殺であることは決定的だった。
しかし、刑事であるあなたは現場の“小さな違和感”に気がつく。「少し時間をいただけますか? この事件はみなさんが思っているよりも複雑なようです」
あなたは確信していた。これはただの自殺ではないということを。
さあ、あなたは細かな観察力と大胆な推理で犯人を追い詰めることができるだろうか?
(引用:公式サイト)
・時間制限:40分
・プレイ人数:1~3人
・想定所要時間:70分程度
謎解きの進め方
・各グループはおおよそ15分間隔で順番に進行し、同じ空間でそれぞれの捜査が行われます。
・推理はタブレットを使って進め、犯人からのメッセージもタブレットとイヤホンを通じて受け取ります。
・部屋に配置されたアイテムには番号が付けられており、その番号をタブレットに入力することで詳細を調べることができます。
・最後の解答は、スタッフに直接伝える形式で行います。
私たちの挑戦結果は?
挑戦した結果は・・・・?
なんとか捜査成功でした
とはいえ、正直なところ「おまけしてもらっての成功」という感じでした(笑)。
クリアできたのは嬉しかったものの、最後の真相を100%解き明かすには至らず、悔しさが残る結果になりました(><)。
ただ、エンディングで真相を聞いて、「ああ、そういうことだったのか!」と納得したので、もう少し頑張ればあと一歩踏み込めたかも。そう思うとまたやってみたくなりますね。
現場捜査ゲーム『演じすぎた男』をやってみての感想
結論から言えば、大満足です。
探偵になったような気分で、徐々に真相が明らかになってくるワクワクの推理体験でした。
探偵になって犯人を徐々に追い詰めていく感じ!
感想をまとめると以下のようになります。
・捜査をしている感覚が楽しい
・ヒントはたくさんもらえて適度な難易度
・最後の謎は結構難しい
それぞれの点について、以下で詳しく説明していきます。
捜査をしている感覚が楽しい
部屋を捜索して証拠品になりそうなものを見つけ、それを手がかりに「何が起きたのか」を推理していきます。証拠品は部屋のあちこちに配置されていて、事件に関係がありそうなものもあれば、一見すると関係なさそうなものも混じっています。証拠品には番号が書いてあるので、その番号をタブレットに入力することで詳細を確認できます。
部屋にあるものには触れる必要は全くなく、何かを裏返したり分解したりするなどといった必要はないので推理に集中できます。
中には見つけるのが少し難しい証拠品もありますが、注意深く観察すれば発見できるものばかりです。なので、リアル脱出ゲームにあるように机をひっくり返して探すようなことはありません。
ヒントはたくさんもらえて適度な難易度
クリアするためには、証拠品を見つけるのと、複数の証拠品を組み合わせて真相を導く推理力が必要になります。ヒントはたくさん用意されていますが、それでも頭を悩ませる場面は少なくありませんでした。
ただ、一度に全ての謎を解く必要はなく、段階を追って徐々に解決していく仕組みになっているため、全体的にはそこまで難しく感じることはないという印象です。
推理が得意じゃなくても、最後まで進めることはできると思います。
推理自体もテキストの穴埋め形式で進むので、「何をしたらいいのかわからない」という状況にはなりにくく、テキスト自体が推理のヒントとして役立つ仕掛けになっています。
一定時間が経過するとヒントが追加されるので、行き詰まった際も迷いにくい設計でした。もちろん、ヒントを見ずに挑戦することもできるので、自分のスタイルに合わせてプレイできます。
私たちはかなりヒントに頼って進めていました(笑)
最後の謎は結構難しい
最後の問題の部分までは比較的スムーズに進められると思います。行き詰まる場合は、部屋をもう一度見直して証拠品が他にないかを丁寧に探してみるとよいかもしれません。
しかし、最後の謎は一筋縄ではいきません。ヒントがほとんどないため、部屋の状況や事件の内容をしっかり理解していないと解くのは難しいかもしれません。重要なのは、キーとなる証拠品を見極めること。そして、リアル脱出ゲームでよく求められる「ひらめき力」も必要です。
私たちはなんとかクリアできましたが、正直なところ、スタッフの方の「おまけ」で成功にしてもらったような感じでした(笑)
制限時間ぎりぎりまで悩み続けたものの、解答に自信を持つことはできず、自分の推理は感覚的に70%くらいの完成度だったかなと思います。キーワードを出せたおかげでクリア扱いにはなりましたが、部屋全体の状況を踏まえて事件の真相を完全に言い当てることができなかったのは少し悔しいです。
「部屋にあるものはすべて意味がある」と考えて、なぜそこにそれがあるのかをじっくり推理し、事件当日の状況を一つひとつ積み上げていけば、解答にたどり着けるはずです。そうしたプロセスを楽しむという意味では、本当に良くできた現場捜査ゲームだと感じました。
どういう人におススメか
オススメできる人は以下の方かなと思います。
・ミステリー(小説やドラマ)が好きな方
・ここれまでにない新しい謎解きを体験したい方
・気軽に少人数で楽しみたい方(1〜2人でもOK)
ミステリー小説やドラマが好きな人はもちろん、『あの証拠がこんな意味を持つのか!』といったひらめきが好きな人にぴったりです。
場の状況を読み解き、証拠を探しながら真相に迫っていく感じは、まさに探偵になった気分です!
リアル脱出ゲームはパズル的な仕掛けが多いですが、この現場捜査ゲームは推理力を駆使して謎を解いていくスタイルでした。リアル脱出ゲームとは一味違ったアプローチなので、新鮮な謎解きを楽しみたい方には特におすすめです。
普段リアル脱出ゲームをしない方でも、ミステリや推理が好きなら十分楽しめると思います。ただし、リアル脱出ゲームのようなパズル要素を期待している方には少し違うかもしれませんので、その点は注意が必要です。
また、このゲームは1人から挑戦可能なので、友人や夫婦で気軽に楽しむのにもピッタリだと思います。リアル脱出ゲームの多くが6人前後のチームを必要なことが多いですが、少人数で気軽にできる点は、私たち夫婦にとっても非常にありがたかったです。
まとめ
現場捜査ゲーム『演じすぎた男』についての概要と実際にプレイしてみた感想について書いてみました。
このゲームは、パズルを解くというよりも、じっくり観察して推理を深めていく楽しさが詰まっています。短時間でプレイできるにも関わらず、推理好きにも満足感の高い体験でした。
ただ、最後の謎解きでクリアはできたものの、100%の解決には至らず…。悔しいんだけど、でも楽しい感じ。逆にこの難易度が絶妙で、ちょうどよかったのかも。さすがSCRAP、バランスが絶妙でした。
他にも現場捜査ゲームがあればチャレンジしたいですね。
同じくSCRAPから発売されている『DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人』というのもあり、こちらもミステリ要素の強い謎解きになります。実際にプレイした感想についてまとめている記事もありますので合わせて見ていただけると参考になるかなと思います。
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